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ノースロンドンダービーというのはいつだって僅差の試合であることが多い。過去には大量得点-主にアーセナル側-の試合もないわけではないが、だが、今回のウェンブリーでの一戦もまたしても一点差での終幕となった。

トッテナムに勝ち点3をもたらしたのはハリー・ケインのヘディングだったが、このスコアはこの試合、特にその後半を忠実に反映したものとは言えない。ペトル・チェフの好セーブとトッテナムのゴール前での浪費がなければ、彼らは大量の点差で勝利を収めていたことだろう。

だが、アーセナルのボロボロの守備にもかかわらず、トッテナムの決定力不足のおかげでベンゲルのチームはロスタイムに試合を救うチャンスがあった。アレクサンドル・ラカゼットに同点に追いつくチャンスが二度訪れ、そして、二度ともそのチャンスを逃した。特に2番目のチャンスでのミスを彼は何年も忘れられないことだろう。

このフランス代表は最近とても難しい時期を送っている。13試合で1得点しかしておらず、彼が自信を喪失しているのは疑いの余地がない。このような機会で同点弾を決めること以上に彼の自信を取り戻すのによい方法があっただろうか?悲しいことに、それはかなわず、たいていの場合このような微妙な差で試合というのは決まるものだ。

アーセナルが引き分けを得るのに値するようなパフォーマンスを見せたかどうか、というのはこの際たいして重要ではない。とプpレベルのスポーツに限って言えば、"値する"などといった概念はまやかしだ。ガナーズは宿敵が何度も試合を決めるチャンスを逃したことを後悔させるチャンスを手にしていた。

だが、代わりにボールはゴールポストを外側へ外れていき、ラカゼットが頭を抱えながら、彼の中に残っていたほんの僅かばかりの自身までもが抜けていくのが見えるかのようだった。

これは、ベンゲルにとって非常に重要な関心事だ。オバメヤンは規則でヨーロッパリーグに出場できず、アーセナルが今シーズンの残りで最も重要だともいえる大会で勝ち進むにはラカゼットの力が必要なのだ。

もちろん数週間後にカラバオ杯決勝が残っており、この大会の重要性を否定するわけではないが、それでもヨーロッパを舞台にした大会のトロフィーと、それに伴うCL出場権の方が遥かに重要だ。


チーム全体が機能不全に陥っており、一貫性のあるパフォーマンスを見せられていない今、選手個人の評価を下すのは非常に難しい。今年のアーセナルは調子が良い日には素晴らしいサッカー見せられるが、そのすぐ裏には、アウェイでの酷いパフォーマンスに繋がっている、注意力と守備意識の欠如が潜んでいる。

もちろん、だからといって全く選手に責任がないと言うつもりはないが、彼らこそが根本的な原因であるというのは間違っている。今シーズンのガナーズはもっと基本的なレベルで問題を抱えており、それはなにも新しいものではない、アウェイでの戦績だ。ベンゲルは戦術を変え、フォーメーションを変え、選手を変え、と試してきたがそのどれもうまくいかなかった。

今シーズンアウェイで42点中12しか勝ち点を得られておらず、昨シーズンも含めるとアウェイ26試合中たったの7勝だ。どうしてこのような劇的な格差(ホームの試合に限った成績では、アーセナルはマンチェスターの2チームに次いでプレミアリーグ3位だ)が存在するのか理解するのは難しい。そのおおもととなる原因がなんであろうと、一つだけ言えるのは、アーセナルの監督がその解決策を見つけられていない、とういことだ。

彼らの次のプレミアリーグの試合は3/1までなく、そのころにはのこり11試合でトップ4との勝ち点差は11まで開いている可能性がある。

アーセナルがトップ4でシーズンを終えるには、奇跡に近いような成績が必要であり、選手たちが試合の勝敗がシーズンにほとんど影響しないと考え始めた時、ベンゲルがチームのモチベーションを保ち続けることができるかは大きな不安だ。

ほぼ間違いなく、注目はヨーロッパリーグに集まるだろう。この大会での優勝はトロフィーとCL出場権の同時獲得を意味する。これは、ますます信頼を失いつつある監督にとっての難しい挑戦となるだろう。最近のアーセナルにはカップ戦でうまくやってきた実績があるが、プレミアリーグでの酷い成績が今のところ、ノースロンドン上空に暗雲のように垂れこめている。


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ろっしー
Posted byろっしー

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