ウナイ・エメリアーセナル新監督初インタビュー

0 Comments
ろっしー

(ウナイ、アーセナルの新しい章の始まりとなるわけですが、あなたにとってアーセナルのヘッドコーチに就任することの意味とは何ですか?)

この機会が与えてもらえたことを本当に誇りに思っています。アーセナルのプロジェクトを素晴らしい人々と共に始められて嬉しいですし、私自身にとっても大きな意味を持っています。アーセナルの情熱とインテンシティはとても気に入っていますし、来季を楽しみにしています。ここに居られて本当に幸せです。

(あなたが、アーセナルFCと聞いてまず何を思い浮かべますか?)

偉大なクラブ、素晴らしい街、素晴らしいサポーター、大きなスタジアムです。このようなクラブで仕事が出来るなんてまるで夢のようです。これは壮大な機会であると同時にチャレンジです。

(ファンに向けて何かメッセージはありますか?)

私が伝えたいのは、我々は必死に努力するということです。もちろん勝利を確約することは出来ませんが、全力を尽くすことは約束できます。

(あなたは以前、ファンは感情を表に出すのを好むものだ、と言っていましたが、それをどのようにして実現するつもりですか?)

私が、キャリアを通して大切にしてきたことは二つあります。心を込めて努力すること、そして頭を使ってよく考えることです。この二つを組み合わせることは非常に重要で、ポジティブに考え、感情も知性もうまく使うべきです。

(現在のチームにはどれくらいのポテンシャルがあると考えていますか?)

アーセナルの選手は非常に才能があると思います。あとはその才能と共に努力し、最大限のパフォーマンスを引き出すだけです。

(ここで監督を22年務めた人物の後を継ぐわけですが、アーセン・ベンゲルのことをどれだけ評価していますか?)

彼は世界中の監督が仰ぎ見る存在だよ。私は彼にありがとうと言いたいね。

(あなたはもとアーセナルのホセ・レイエスと仕事をした経験がありますね、どうでしたか?)

彼は才能に満ち溢れており、私は彼と3年を共に過ごす機会がありました。一緒にヨーロッパリーグも優勝できました。セビージャのサポーターはレイエスを大好きでしたし、彼は特別な選手です。彼は才能だけでなくハードワークもこなし、練習にも非常にまじめに取り組んだおかげで素晴らしい選手へと成長したのだと思います。

(ウナイ、あなたは過去に、情熱と感情としてサッカーを生きる、と言っていましたが、その意味を少し説明してくれますか?)

私が思うに、我々はサポーターのためにプレイするのです。フットボールは競技に過ぎないとはいえ、チームが得点を求める熾烈な感情などは、サポーターに伝わります。これらの情熱はサポーターに伝えることが出来ます。そして、それを通してサポーターはチームと一体であると知るのです。

(ウナイ・エメリのチームはどのようなチームですか?どのようなプレイを求めていますか?)

私のチームには、一試合のどんな瞬間でも、その試合の主人公であることを求めます。ボールを持っている時にはそれを保持し、持っていないときはプレスをかけます。そして、1-0よりも5-4での勝利の方がいいですね。

(戦術的なディテールに拘る監督であると知られていますが、それについて少し教えてくれますか?)

私は分析が大好きです。一試合を一編の映画のように見るのです。そのあとで、シチュエーションごとに分析し、毎日の練習に反映させます。また選手を成長させるために個人メニューで練習することもあります。これにより彼らの技術、戦術、精神的な部分を向上させるのです。

また、私は選手に直接話しかけるのを好みます。彼らに心で語り掛け、選手一人ひとりと、チームとのきずなを作り上げるのです。

(Source: https://www.arsenal.com/news/i-prefer-win-5-4-win-1-0)


面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137


スポンサーサイト

エメリ来たる。たまにはアーセナルファンはフロントを信用しようじゃないか。

0 Comments
ろっしー

アーセナルが、新”ヘッドコーチ”にウナイ・エメリが就任したことを発表した。その数日前までは、彼の名前はメディアに出ることは全くなく、ファン記者を問わず、誰もがベンゲルの後継者はアルテタで決まりだと思っていた。

期待というのは奇妙なものだ。アルテタの名前が始めに取りざたされた際には人々は納得がいっていないように見えた。だが、アルテタでほぼ確定、という噂の信憑性が増すにつれて、人々はそれに慣れ、彼に期待さエするようになった。だが、結果として最後の最後でどんでん返しが待っており、これにファンは好意的な反応を示さなかったが、もしも、長期にわたってエメリがアーセナルの監督に就任する模様だと報じられていれば、彼らの反応は変わったかもしれない。

この経験豊富なバスク人に懐疑的な人は、平凡で野心に欠けた人事だと批判する。多くのアーセナルファンにとって、アルテタが象徴するのは”可能性”だ。彼に監督のキャリアが全くないおかげで、彼らは壮大な夢を見ることが出来る。

長年にわたって、アーセナルファンはベンゲルが去ったのちにクラブはどうなるのだろうと思いながら過ごしてきた。もちろんポジティブな変革だけでなく、どんな監督でも少しは現実的な不安点を抱えているのは当然だ。だが、アルテタは人々に夢を見させ続けてくれる。ひょっとすると、もしかしたら、だが、彼は天才監督で、アーセナルが先を行くライバルたちに逆襲の狼煙を上げる手助けをしてくれたかもしれない。


しかしながら、それは非常に大きなリスクの裏返しでもある。アーセナルはアルテタがペップ・グアルディオラ二世であることにすべてを賭けるということを意味したのだから。彼らが比較されるのはわかるが、だからといってアルテタがグアルディオラと同じような監督の素質を備えている証明は何もないのだ。

対照的に、エメリは現実的なチョイスだ。だが、だからと言って必ずしも退屈で平凡な任命だとみなすべきではない。もちろんアルテタと違って彼には参照できるキャリアがある。だが、それでも十分に革新的な一歩だといえるだろう。アーセナルはベンゲルの時とは全く異なるアプローチで、監督ではなく、"ヘッドコーチ"を任命した。

真相はわからないが、アーセナルはアルテタ採用に近づいていたが、最後にエメリに決定したのかもしれない。だが、それのどこが問題だというのだろうか。それはデューディリジェンス(適切な配慮)というものだ。1996年にもアーセナルはベンゲルの前に真剣にクライフを検討したようだが、それは彼らが無能だという証ではない。単に彼らが注意深かったというだけのことだ。

アーセナルファンはガジディスが今までに監督を任命したことが一度もないと指摘するが、では彼らはあるのだろうか?彼らの"アルテタはいい監督の気がする"という意見がアーセナルフロントが慎重に行った調査と面接より正確だと主張するのは狂気の沙汰だろう。

近年アーセナルフロントや監督と、ファンとの関係性は冷え切ってしまっているが、だがクラブと監督が最高の力を発揮するためには、両者の関係修復が不可欠だ。もしかすると、だが、ガジディスは有能なCEOで、適切な人物を監督として選んだ、という仮説のもとに我々が行動することによって、恐らく素晴らしい結果がもたらせるだろう。

そもそも、エメリというチョイスは多くの点で筋が通っている。まず第一に、彼は経験豊富だ。だが、お馴染みの顔ぶれと言えるほど年を取っているわけでもない。クロップよりは4歳若く、トッテナムのポチェッティーノと同い年だ。

彼はディテールに拘ることで有名で、ビデオや試合中の細かいプレイを重視した指導方法をとる。これは、最近のアーセナルに最も欠けていたものだろう。

そして、何より重要なことに、彼はアーセナルの新しいシステムで働く準備が出来ている。ガナーズは、ミスリンタットがセビージャでのモンチのような役割を果たし、エメリと共に成功を収めることを期待しているだろう。

エメリはPSGでそこまで圧倒的ではなかった、と言って批判されることが多いが、恐らくアーセナルにより関係あるのはスペインでの成績だろう。ヴァレンシアでは毎年スター選手を失いながら三年連続で3位に彼らを導いた。セビージャでは3年連続でのヨーロッパリーグ優勝だ。

現実的に考えて、アーセナルの来季の目標は、CL出場権の獲得だ。この目標にとってエメリは最適だといえるだろう。彼のリーグ実績は素晴らしく、またヨーロッパリーグ優勝を通して実現するという手もある。

アルテタは奇跡の希望だった。だがエメリは一流のコーチだ。恐らく、今のガナーズに必要なのは後者だろう。

(Source: https://www.unibet.co.uk/blog/football/premier-league/unai-emery-arrives-–-and-arsenal-fans-must-try-to-trust-the-process-1.1029775)

ウナイ・エメリ新監督就任記者会見レポート

0 Comments
ろっしー

22年の年月を経て、新しい人物が新しい席に座った。

かつては、監督席と呼ばれていた椅子だが、そこには今や新”ヘッドコーチ”のウナイ・エメリが座ることとなった。

会見が始まる前から、アーセナルが経験豊富なこの人物を監督に任命したのは賢明だったと思われた。エメリの一歩一歩は自信に満ち溢れ、プロフェッショナルな登壇だった。

そして、彼の度胸も認めなくてはなるまい。彼は最初のスピーチを英語で行い、その後も、質問にはできる限り彼の第四言語である英語で努めて答えようとした。このような気概をジャーナリストもファンも、高く評価するに違いない。もちろん彼自身が言うように、改善の余地はあるが、前評判と比べれば遥かに彼の英語は良いようだ。コミュニケーションが今後問題になるとは特に思えない。

だが、来シーズンからの記者会見が以前とは異なるものになるのには違いない。母国語のスペイン語でも、恐らく彼はアーセン・ベンゲルほど詩的な言葉を操る人物ではない。どちらかと言えば、実際的な人物だという印象を受けた。

こういったプラグマティズムはアーセナルに長年かけていると指摘されていたもので、必ずしも悪いことではないだろう。エメリの明確なビジョンは来季のチームを導いてくれるに違いない。

また英語で会見を行うのは勇敢だっただけではなく、賢い戦略だっともいえる。これにより、彼は複雑な移籍の話などに話が及ぶのを防ぐことが出来た。だが、代わりに彼は自信のサッカー哲学について少しばかり語ってくれた。大切なのは3つのPなのだという。Protagonism(主導権)、Possession(ポゼッション)、そしてPressing(プレス)だ。

『試合を通して、ゲームの主人公でなくてはならない。そして、アーセナルの歴史が示しているように、ボール保持も重要だ。私はこの考え方が好きだよ。ボールも主導権も相手には渡さない、そして、味方がボールを持っていないときにはとても。とても激しいプレスをチームには要求するつもりだ。ポゼッションとプレス、これが肝要だ。』

この言葉は、アーセナルの受動的なプレイを見飽きたファンの耳には音楽のように響き渡るだろう。特にプレスへの言及はファン受けが良かったようで、確かに、オバメヤンやラカゼット、ラムジーといった選手らの走力をエメリなら精緻な戦術をもって有効活用できるというアイディアは非常に魅力的だ。

また、実際の記者会見は監督よりも先にCEOイヴァン・ガジディスの言葉で幕を開けた。どうやらガジディスは自らがこの任命のセンターステージに立つのだと決めているようだ。

確かにアーセナルファンの中には、ガジディスが表舞台に躍り出ようとしているやり方に若干違和感を覚える人が居るかもしれないのは理解できる。彼はよりクラブのサッカー面で大きな役割を果たすつもりのようで、それを心配する人もいるだろう。

だが、個人的には、これくらいは大目に見てやってもいいのではないかと思う。フロントにもっと大きな役割を果たし、決断力をもって行動するのを要求する一方で、彼らが前に出てきた時に不満を言う、というのはフェアではないだろう。

どちらにせよ、エメリに一人で会見させるというのは賢いやり方ではないし、だとすればエメリの横に立つのに他に誰か相応しい人物がいるだろうか?

サー・チップス・ケジック?ノー、サンキュー。

ガジディスに公平な見方をすれば、彼は監督選考のプロセスについて、非常に明確に説明した。

『我々は分析し、丁寧に検討した。世界中の監督がアーセナルに来ることを望んでいたため、多くの人物が候補に上がり、最終的に我々は候補者を八人に絞った。その後、我々三人(ガジディス、サンレヒ、ミスリンタット)で非常に長時間にわたる面接を全員と行った。候補者側からの辞退者は誰もおらず、彼らは皆プロセスの最後までアーセナルの監督という仕事に就くことを希望していた。』

『ウナイと面接を行ったのは5/10で、5/18に我々3人ともが全員一致で経営陣に推薦した。彼を分析した100ページにわたる書類を準備してね。』

これが、アーセナルファンが望んでいた透明性というものだろう。我々はより率直に言葉を口にし、明快で、やる気のあるフロントをずっと望んでいた。今回、それがついに手に入ったのだといえそうだ。

どうやら、ガジディスは何かを行えば批判され、行なわなければそれはそれで批判される、という立場にあるようだ。もしかすると、数億円の給料と共にサッカークラブのCEOを務めるというのはえてしてそういうものなのかもしれないが。

ガジディスは、彼とサンレヒ、ミスリンタットの三人で構成された委員会でエメリの任命を決定したと明らかにしたわけで、もし今回の人事が上手くいかなければ、責めを負うべきなのが誰なのかは非常に明快だ。責任の所在が不透明であるというのは長年アーセナルの課題だったが、それもどうやら解決されたようだ。

エメリという船にはガジディスの旗が掲げられている。この船の航海を、うまくゆくにせよ、沈んでしまうにせよ、ファンは見届けるだろう。

判断を下すにはあまりに早いのはわかっているが、エメリは素晴らしい監督のように見える。ガジディスがスポットライトをいくら自身にあてようとしたところで、今日の主役はエメリだった。質疑応答の時間にも、質問のほとんどは監督に向けられ、CEOへの質問はほとんどなかった。当然といえば当然だが、人々はビジネスマンではなく、フットボール・マンの口から言葉がききたいのだ。

私からこれ以上大げさにエメリを褒めることはしないでおくが、一つだけ付け加えておこう。

ガジディスは8人の候補者がいたと述べたが、会場に居合わせた記者たちの間で、残りの7人が誰であったのかという話は全く話題に上らなかった。ガジディスがそうであったように、我々も皆、この男らしいバスク人に魅了されてしまい、この日を彼のための日にしたのだ。

もちろん、究極の判断はピッチ上での結果次第で下されるだろうが、アーセナルの新監督はなかなか良いスタートを切ったといえそうだ。

(https://arseblog.com/2018/05/gunnerblog-reports-from-the-unai-emery-press-conference/)


面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137


アーセン・ベンゲルのルーツを訪ねて 後編

0 Comments
ろっしー

(この記事は、前編の続きとなっています。)

アーセンが13歳にの時に家族は隣へ引っ越したものの、それまでは常にサッカーの話題が絶えなかったパブで生まれ育ったようなもので、これが彼らの人生に大きな影響を与えた。

ガイは、『いつも会話を聞いていたよ。クラブハウスやシャワー室なんてなかったからね、選手たちは庭の水道で服を洗ったり、レストランで着替えたりしていた。そのあとは水が汚れるからね、雪でどろどろの日なんかは私は川まで洗いに行ったことがあるのを覚えているよ』と語る。

また友人のミュラーもパブでの様子を覚えているそうだ。

『アーセンはいつも話を聞いていたね。人の心理や生き方に興味があるみたいだった。彼が25歳くらいのころかな、友達がみんなで休暇にカメルーンへ行ったことがあったんだが、彼は決してバカンスはどうだった?と聞いたりはしなかった。代わりに、カメルーンの人はどういう生活をしているんだい?と聞いたんだ。そちらの方に彼は興味を持っていたんだろうね。』

そして、彼ら兄弟はサッカー以外のバスケットボールや水泳といったスポーツもともに楽しんだ。学校には村で唯一のテレビがあり、毎週土曜の夜6時からアーセンはブンデスリーガのハイライト番組を欠かさず見ていたのだという。

ガイによると、彼らの両親は一日に12-15時間ほど働いていたため、その間アーセンは乗馬をしたり、向かいの農園で働いたりしていたそうだ。これがアーセン・ベンゲルがよく好んで自分は農民のようなものだと口にする所以だろう。また、成績も優秀で、16歳の時には数学と哲学でクラスでトップだった。

だが、ガイはこれらがサッカー監督として結びつくと考えていたのだろうか?答えは『ノー』だ。

『彼がアーセナルで成し遂げたことには驚かされる。20年というのはちょっと長すぎるね。そして、その後何をするのかもわからない。』


ガイ・ベンゲルは今でもアーセナルの試合を毎試合欠かさず見ているそうだ、直接スタジアムを訪れることもある。そして、彼が建築の手助けをしたFCダットレンハイムのクラブハウスでもアーセナルの試合は毎試合放送している。

『観ているとちょっと緊張するね。』とガイは語っていたが、今のアーセナルでお気に入りの選手は?と私が質問した瞬間、彼の眼は輝きだした。

『メスト・エジルだね。彼は全く持ってスーパーだよ!すべてが見えているみたいだね。』

また、ガイはこの20年間のアーセナルの素晴らしい瞬間のほとんどに立ち会っているがその中でもお気に入りは?と聞くと『1998年の最初のダブルかな。』という答えが返ってきた。

『家族みんなでバスを占領して向かったんだが、皆酔っぱらっていたね。バスをひっくり返すところだったよ。ハイバリーの市役所に向かって、それから朝食を食べた、素晴らしかったよ。』

『一番がっかりしたのは2006年のCL決勝のバルセロナ戦だね。またバスを貸し切って家族みんなで行ったんだが、レーマンが退場してアンリは二つもチャンスを外してしまった。ここらあたりの人間は皆アーセンのことを本当に誇りに思っている。だが、少しだけ悲しいね。チャンピオンズリーグ優勝を果たせれば、本当に最高だった。』

また、ここでミュラーが、地元からベンゲルを訪ねにロンドンへ向かう人がいる時にはナック・アルザスという地元名産のソーセージを持って行くといい、と教えてあげるのだという。アーセンの大好物なのだそうだ。

我々がインタビューを終えて去ろうとしていると、ガイが彼の弟が獲得した選手の事典と、20年記念に出版された、新しいベンゲル・レボリューションの本を誇らしげに見せてくれた。

我々のアルザスでの旅路は、先ほど話に出たソーセージが売っている、隣村のダッピグハイムの肉屋さんを訪ねて終わりとなった。店のオーナー、バレンタインはもちろんベンゲル兄弟のことを知っており、我々にソーセージを山ほどソーセージを包んでくれ、何度言ってもお金を受け取ってはくれなかった。


最後に、水曜日のバーゼル戦ののちに、私はこれらのソーセージをきちんとアーセンに渡したとお伝えしておこう。彼は大きなスマイルを顔に浮かべ、感謝していた。

このようなサッカー界のアイコンともいうべき人物があのような静謐な村で生まれ育ったというのは少し不思議に感じられる。

アーセンは言う。『自分自身の影響力を計るのは難しいよ。私は歴史が好きだが、私自身の歴史はあまり好きではない。前を見ていることの方が好きだね、j年をとればとるほど、それが大事になる。私に関しての評価を下すのは他人に任せるよ。』

だが、たった一人、アーセンには自身の評価を改めてもらいたい人物がいるようだ。

私がガイが彼の方がサッカーが上手いといっていましたよ、と伝えると、大きな笑みを浮かべ、コミカルに眉をひそめ、『それはどうかな?』といった。

恐らく、次にアーセンが故郷を訪れる際には、またベンゲル兄弟は裏庭でどちらがよりサッカーが上手いか結論を出そうとするのだろう。

(Source: https://www.telegraph.co.uk/football/2016/09/29/meet-the-other-wenger---arsenes-brother-reveals-the-arsenal-mana/)


面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137


アーセン・ベンゲルのルーツをを訪ねて 前編

0 Comments
ろっしー

非常に興味深い、ボスのルーツを探りに今も兄が住む故郷アルザスのダットレンハイムまで取材に行った記事を見つけましたので訳しました。写真も面白いので、是非オリジナルのページ(こちら)も訪ねてみてください。


ガイ・ベンゲルは71歳で42年家族とアルザス地方で続けた車の部品を扱うビジネスから引退したばかりだ。彼の弟、アーセン・ベンゲルは村を離れて久しいが、それでも兄弟の絆は時間が経っても全く変わっていないことがうかがえる。2人とも負けず嫌いであるのもそのままだ。

ガイは、私をダットレンハイムのベンゲル家に招き入れながら、『アーセンのことかい?あいつの知ってることは全て俺が教えたのさ!』と笑いながら話してくれた。

どちらの方がサッカーは上手かったですか?と聞くと彼は、『アーセンに私のテクニックのことを聞いてみるといい。これ以上は何も言わないでおこう。』と答えた。

どうやら兄弟の間で主導権を握るのは兄、というのは子供時代から変わっていないようだが、それでも彼の言葉の節々に、アーセンに抱く愛情と誇りが垣間見えた。

彼は、道の先を指さし、かつて一家で経営していたパブ、ラ・クロワ・ドールの方角を教えてくれた。ここで、アーセンにとってすべてが始まったのだという。

『あそこの裏庭でアーセンとよく遊んだよ、二人だけでね。始めたのは彼が5,6歳のころだと思う。仲は良かったが、サッカーをするときだけは話は別だ。よくストリートサッカーもしていたよ。アーセンもストリートでサッカーを学び、これは彼の哲学にも影響を与えたと思うよ。当時はパブの裏の道は手押し車が10台くらい通るだけだったが、今は車が一日7000台くらいは通るね。』

身長は180cmを少し超えるくらいだろうか、有名人の弟よりは少し低いかもしれないが、ガイ・ベンゲルは似たように存在感のある人物だった。顔も少し丸みを帯びているものの、似通っているさまは明確に見て取れる。そして、スポーツもたしなむようで、アディダスのジャージにスリッパといういで立ちだった。とはいえ最近は少しぽっちゃりとしてきたようで、アーセンに痩せるよう言われているのだと明かしてくれた。

アーセンと同じようにガイも幾つもの言語を話すが、彼らは昔ながらのアルザスの方言でお互いと会話するのだそうだ。

『その時は大体他には誰も私たちの話していることを理解できないね!二人ともスポーツやアウトドアが好きで、私はバスケットボール国内リーグ選手だったが、村では45歳までサッカーもやっていた。16歳の時は1.8mくらいはジャンプが出来たよ今でも毎朝サイクリングをするし、アーセンが帰ってきた時はいつだって一緒に森にジョギングにもいくんだ。』

アーセンはアーセナルでの仕事に熱心過ぎるおかげで、毎回少しの時間しか過ごせないようだが、彼は前回5月に、隣村のダッピグハイムに彼の名を関したサッカーコートがオープンした記念にやってきたそうだ。

その後も家族の集まりに少しだけではあるが時折顔を出すのだという。アルザスとドロメ谷ではベンゲル家は非常に人数が多く、そのような集まりには300人も客が来ることがある。そんな時は名札を身に着けてパーティに参加するのだそうだ。

そして、ガイはアーセナルの試合のたびにアーセンとよく話をし、北ロンドンも比較的頻繁に訪れるのだと明かした。

『人々は、アーセンとアレックス・ファーガソンがお互いを嫌っていると思っていたようだが、あれは全くの嘘だよ、二人と同席したことがある。多分、ファーガソンにとって最後のアーセナル戦だったのではないかなボルドーワインを日本ほどあけたよ。』

ガイが英国のジャーナリストと話をするのはこの20年間で初めてのことだが、以前も申し出はあったらしい。我々が連絡し、村のことや、兄弟の子供時代に話を聞かせてもらえませんが、と伝えたところ、アーセンにも話すから、4時にもう一度来てくれ、という返答だった。

そして、今はラ・バイタと名を変えた前述のレストランでランチをとり、アーセンの幼少時代ゆかりの場所を一通りまわったのちに再び彼を訪れると、家族写真の準備がされていた。隅から隅までアルザス風の風景だったが、やはりその中に一人非常に国際職を感じさせる人物が一人映っていた。

この地域は第二次世界大戦後に占領下におかれ二人の父親アルフォンセはドイツ軍に強制徴用された10万のうちの一人だったそうだ。拒否は家族の強制収容所送りを意味していたらしい。.

ガイの古くからの友人で、FCダットレンハイム会長の職を彼から継いだジョエル・ミュラー氏が語ってくれたところによると、『彼のの父親は戦争から帰ってきた時、体重が40kgしかなかったんだ。誰も彼が回復すると思った人はいなかったそうだよ。我々の両親たちは何からも逃げることはしなかった。アーセンもまた、アルザスの信念や価値観を受け継いでいるよ。大地の信念さ。正直で、寛容で、心優しい。彼は彼のルーツを知っている。誰かが彼の友達になれば、それは一生の友人を意味するはずさ。』のだという。

戦争が終わった年にガイは生まれ、そのころはまだ近くの納屋にアメリカ人が住んでいたらしい。そして、彼はその何年後かにシャルル・ド・ゴールが彼らのレストランを訪れ握手してくれたことを覚えているそうだ。

昔から今まで、この地域はサッカーが非常に盛んで、自然流れでベンゲル家もFCダットレンハイムと深くかかわることとなった。クラブが創設された1923年以来、二人の父親は会長を務め、三人の叔父が選手で、そして本拠地が家族で経営するレストランだったのだ。.

『私は他のクラブにも目をつけられていたんだけどね、実家がクラブの本拠地ということもあって、父親がなかなか移籍を許してくれなかったのさ』とガイは言う。母親のルイーズがパブを切り盛りし、父のアルフォンセがストラスブールで車の部品ビジネスを営んでいたそうだ。この店は、その後ガイが引き継ぎ、今も存続している。

そして、当時は家族経営だったパブも、今では名前こそ変わったものの、建物自体は当時のままで、このバーカウンターと石の壁、タイルの床がアルコールと煙に包まれて、サッカーの会話が交わされる場面は容易に想像できる。

(後編へと続きます。)



面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137


アーセン・ベンゲルと過ごした日々 ジャーナリストの目線

0 Comments
ろっしー
アレックス・ファーガソンの担当記者であるということは毎週嵐-あるいはヘアドライヤー-の前に立たさられるようなものだ、という人もいたが、ベンゲルとの日々はむしろ、毎週カリスマに溢れる社会人類学の教授の講義を聞くかのようだった。

それが表立った対立につながるようなことはなかったが、彼の見識の深さと幅広さの中に、ベンゲルは他のサッカー監督とは格が違うということが見て取れた。

国際政治、貧困問題、宗教、いかにして技術発展が人間の関係性にインパクトを与えるか、そして、最終的に世界は一つの国際政府によって統括されるコスモポリタンな統治形態へと向かっていくと彼が考える理由、について自分なりの意見を持っている監督が未だかつて他にいただろうか?

彼は我々に、過去には後悔が、未来には不安があるため、幸福は現在からしか生まれないのだと我々に語った。抽象的にではあるが、我々と人生の意味についての議論さえかわそうとしたこともあった。彼によれば、『死に対処する唯一の方法は、すべてを芸術の域にまで高めることだ。我々は毎日を可能な限り美しく生きるように努めなくてはならない。』のだという。

これらのやり取りの多くは活字に起こされることはなかったが、私がアーセナル担当になったばかりの時、先輩記者が私に、『ベンゲルに会うのはいつだって名誉なことだ。』と話していた。そして、私はすぐに彼の言っていたことの意味を理解することとなった。

あなたのベンゲルに関する意見がどのようなものだとしても(そして、今シーズン以前の成績は言われているほど悪いわけではない)アーセナルが特別な人物を一人失ったのは間違いない。

監督という職業の常として、彼らはいつも試合後の会見というプリズムを通してみられるもので、ベンゲルの負けず嫌いな性格、かつ勝利しても派手に喜ばない部分(日本の相撲を参考にしているらしい)をいつも目にしている人にとっては彼は静かで少々つまらなく見えるかもしれない。

しかし、これほど真相から遠いものはない。彼が本領を発揮するのは、海外でのツアー中か、試合のない日の会見だ。彼はよく笑うし、我々ジャーナリストが運動不足なのを面白がり、からかいながら勝負を挑んできたりもする。

位まで覚えてるのは、ハイバリーの跡地に小さな庭園が造られた際に、そのオープニングイベントでの出来事だ。6平方メートルほどの芝生のエリアを見て、彼は『記者達が試合をするならこれくらいの広さがちょうどいいんじゃないかね?』と言って、自分のジョークに笑っていた。

また、中国のツアーの時には、私はホテルのジムでベンゲルとばったり会ってしまい、隣でルームランナーで走ることになり、若干気まずい思いをすることになった。

彼は『記者さんも夏のトレーニングをするのかい?』と話しかけてきてくれ、5分ほど世間話をすることになった。もっぱら私は聞いているだけだったのだが、彼は中国と日本の経済についての知識を披露してくれた。

そして、その後ウォーミングアップが終わったと見え、一体どのようにしたのか今も不思議でならないのだが、彼は一言もしゃべることなく、そろそろ話は終わりの時間だと私に伝えてみせた。

25分後にルームランナーから降りた私は汗だくで、ひと風呂浴びた後のようになっていたが、ベンゲルはまだ走り続けていた。時折聞こえる鋭い息遣いと、額ににじんだ汗以外は、彼から激しい運動の様子を感じさせるものは何もなかった。

今となっては新聞記者が選手と同じ飛行機で移動できることは珍しいのだが、アーセナルは2012年までこれを許可していた。ベンゲルはいつも、列の最後尾で何も問題がないことを確かめるように並ぶのが常だった。最も面白かったのは、シャマフのヘアムース事件で、ベンゲルは試合に負けるのと同じくらい空港で足止めを食らうのを嫌うのだが、この時シャマフが持ち込もうとしたヘアムースは100ミリリットルよりむしろ100リットルの方が近いのではないかと思わせるくらい巨大なもので、アラームを大音量で響かせてしまった。

また、数ある思い出の中でも特に私のお気に入りの出来事は、アーセン・ベンゲルの兄ガイ・ベンゲルを故郷のダットレンハイムでインタビューしたときのことだ。この土地のサッカークラブは未だに地域のコミュニティの中心で、彼らはまだベンゲルの父親がチームを運営し、その本部を家族で経営していたパブに置いていた時のことを覚えていた。子供のころのアーセンは夜遅くまで大人たちをサッカーや人生について、いつも質問攻めにしていたらしい。

彼の詮索好きな性格は昔から変わっていないようで、選手の扱い方にもそれは表れている。そして、彼は常に、可能性が少しでもある限り、物事を好意的に解釈した。

これが試されたのが2009年にベントナーがナイトクラブからズボンを下ろした状態で姿を現したのを写真にとられてしまった時だ。ベンゲルは我々に、飲酒していたわけではなく、カメラマンが来た時に友人が彼のズボンを下した、のだと説明した。

もちろん我々は、そんなことを信じるわけがなく、ベンゲルに『彼がいっているのは事実だと思いますか?』と問いかけた。だが彼は、一抹の疑いもそこには見せることもなく『YES』と答えた。

ベンゲルの当意即妙のやり取りは質問に悪意があるときにも引き出されたが、彼が怒ることはほとんどなく、22年間で出入り禁止となった記者の数は、ファーガソンの最終年一年間で出入り禁止になった記者よりも少ない。

もちろん、こういった楽天的なものの見方は弱点だととらえられることもあったが、スポーツ科学の知識、戦術、移籍のやり方に加え、彼の最大の長所は彼の人々と共感する能力であり、これが選手を前に進ませることを可能にした。

ベンゲルと時間を過ごすのが好きだからという理由で、ロベール・ピレスはずっとアーセナルトレーニングを共にしていたし、あのスタン・クロエンケでさえ、ベンゲルは私があった中でも最も好ましい人物の一人だと語っている。

夏のツアーでいつも明らかになるように、彼のモチベーション論はサッカーと関係のないビジネス業界の人物でさえ魅了することが出来る。ベンゲルがまず第一に選手に求めるのは技術ではなく、彼の言葉を借りれば『モチベーションのスタミナ』というものなだという。これにこそが最も必要とされるのだ。

アーセナルでのキャリアが終盤に近付くにつれ、彼への批判あらゆる方向から飛び、そして非常に手厳しかった。だが、ベンゲルは偉大な岩のように、怒り狂う荒波を前にしても落ち着きを失わなかった。

このような圧倒的な存在を失う英国フットボール界は、少しだけ、その勢いを失うことだろう。

(Source: https://www.telegraph.co.uk/football/2018/05/12/years-covering-charismatic-respectful-empathetic-arsenal-manager/)



面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137

この夏の予算5000万£、の本当の意味とは?

0 Comments
ろっしー

以前から報道されているこの5000万£、という数字ですが、これに関して非常に興味深い記事を見つけたので、参考にしつつ、実際にアーセナルはこの夏どれくらい使う余裕があるのか、解説してきたいと思います。


1) 夏の移籍金に費やせるのは50M、ということではない

現地の新聞などでは、こちらの方がわかりやすく、かつ注目を集めるので、"夏の予算は50M"といった形で報じられていますが、まず始めに明確にしておかなくてはならないのは、この50Mというのは単純に使える移籍金、というわけではない、ということです。

厳密には、これの意味しているところは、アーセナルを企業として見た際に、例年通りであれば、財務諸表上は50Mの黒字であるだろう、ということ、つまり、支出を50M増やしてもビジネスとしてはプラスマイナスゼロで成り立つ、ということです。

2) 移籍金は、その年の支出として丸ごと計上されるわけではない

そして、大事なのは、選手の獲得にかかるお金は、一般企業の機械等への投資と同じように、幾年かに分けて償却費として計上されていく、ということです。

具体的には、移籍金を契約年数で割ったものが毎年支出として計上され、契約を全うした時点ですべての移籍金が払い終わったものとカウントされます。

上の言い方ではややこしいかもしれませんが、要は、実際の支払いの方法にかかわらず、自動的に毎年分割払いしたかのように支出として計算される、ということです

例: エジルを45Mポンドで5年契約で獲得した場合、その年の支出45Mとはみなされず、5年間毎年9Mポンドずつ払う、という計算

3) では現実的にアーセナルがこの夏使える額は?

したがって、夏の獲得に費やせる金額は50Mよりもずっと多いことがわかります。

とはいっても、この50Mのうちから移籍金以外の費用もすべて捻出しなくてはなりません。
ラムジーと契約延長すると仮定すると、その給与の増加分や、獲得選手の給与もここには含まれます。誰を獲得するのかなどはまだわからないので、具体的な数字はもちろん不明ですが、上の記事では、ラムジー+新加入選手4,5人では年30M程度の増加になるだろう、と見積もられています。

ただし、カソルラとメルテザッカー、ペレス、キャンベル、ジェンキンソン、もしかするとオスピナやウィルシャーもですね、アーセナルを去る選手の分給与は余裕が出来るので、これらを差し引くと、大雑把ではありますが、大体一年あたり15M程度の上昇に収まると推定できます。

(ちなみに、実はこれはプレミアリーグのサラリーキャップ制度に引っ掛かっていますが、商業的収入の増加を考慮すればセーフ、の範囲内だと思われます)

したがって、残りは35Mですが、この分を、移籍金、ではなく移籍金の一年あたりの償却費、にあてることが出来ます。

4) これらを踏まえてビッグサマーをシミュレーション

では、噂に出ている選手を使って実際にどのような選手が獲得できるのかシミュレーションしてみましょう。

パパスターソプロス 20M 4年契約 = 5M/年
ソユンク 30M 5年契約 = 6M/年
ティム・ホーン 20M 5年契約 = 4M/年

これでDF×2人とGKも獲得できましたが、まだ15M余っています。ここで、シミュレーションするだけならタダなので、層の薄いサイドアタッカーを補強するために、少し噂の出ている、バルサのウズマン・デンベレも獲得することにしましょう!笑
(加えて、バルサではあまり活躍していなかったので、transfermarktの値を参考に、少し値下がりしていると仮定します)

デンベレ 75M 5年契約 15M/年

ここにたとえば、フリーで獲得できるマックス・マイヤーを加えれば補強としては完璧と言えるでしょうし、あるいは、デンベレを諦めてもう少しお手頃価格のサイドアタッカーを獲得し、代わりにジョン・ミシェル・セリを40Mで獲得することも出来ます。


もちろん冬など今後のこともあるので、アーセナルがプラスマイナスゼロのギリギリのラインまで攻めるとは考えづらく、もう少し控え目な額にはなってくるとは思いますが、それでも35Mあれば、移籍金換算だとずいぶん多く費やせることがわかります。

また、当然ながらここには選手の売却益は含まれていないので、もしオスピナやペレス、キャンベルといった面々を売却するとすれば、その分も余裕が出来ることになります。
(さらに言うと、ベンゲル監督はリーグでもトップクラスに近い給与をもらっていたはずなので、若手監督のアルテタが就任となれば、その差額分も浮くと思われます)


さて、というわけで、実際のところ報道されている50Mというのは、アーセナルにビッグサマーをもたらすのに十分な金額のようです。心おきなく夏の移籍市場を心おきなく楽しみましょう!!!

(僕も財務に詳しいわけでもないので、厳密には単語の使い方など不正確な部分があったり、理解があいまいな部分があるかもしれませんがあしからず。)



面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137



アルテタが若いアーセナルを再生する

0 Comments
ろっしー

アーセン・ベンゲルが去ったのと共に、アーセナルが自身のアイデンティティについて問うことを余儀なくされたのは無理もないことだ。

非常に長い時間をクラブとベンゲルは共に過ごし、クラブとベンゲルの価値観はほとんど一体化してしまった。ベンゲルはクラブにこれからも核となる価値観を守っていってほしい、と口にしたが、彼のような象徴的で存在がエミレーツスタジアムを去った今、これらの価値観というのはいったいどのようなものなのか、以前ほど明らかではないようだ。

究極的には、現在のクラブのフロントが、この先の方向性を決めることになる。ベンゲルが去ったことにより空いた穴は大きいが、その分フロントは自由に今後を選択できるだろう。もちろんまだ決定的な判断を下すには早いが、ここまでのガジディスの言葉を聞くに、"若いアーセナル"にフォーカスしていくようだ。そして、アルテタがこの革命的な移行の指揮を執ることになる可能性がある。

ここ最近まで、若手の登用と育成はアーセナルの基礎となるものだった。エミレーツスタジアム移転を決断した際に、経済的理由から若手育成プロジェクトに着手せざるを得ない状況となったのだ。

このダイアモンドの原石を見つけ出してチームに加える計画はまずまずの成功を収めたといってよく、ベンゲルはファブレガスやファンペルシーといった選手をワールドクラスの選手に育て上げた。また、そこまでインパクトは強くはないが、ベンゲルはフラミニやアレックス・ソングといったタレントの能力も限界を超えて、といっていいくらいにまでうまく引き出したことも忘れるべきではない。

Embed from Getty Images

アーセナルファンにとって、これはトロフィーが欠けていた時期だった。だが、その分プライドは持てた。クラブのやり方に賛同し、満足することも可能だった。

だが、ここ数シーズン化で状況は少し複雑になった。エジルやサンチェスといった選手を獲得する資金を手に入れたアーセナルだったが、だからといって欧州のメガクラブのように振る舞い始めたわけでもなかった。

アーセナルはどっちつかずの立場に置かれてしまったのだ。時折スーパースターを獲得するくらいのお金はあるが、だが彼らをずっととどめておくほどの野心はない。4年で3度FA杯は優勝したが、それによってファンが満足したようには見えなかった。

恐らく、これは部分的には一貫した計画の欠如が理由だろう。彼らには信じられるものが与えられなかった。もし長期的なプランがあるのであれば、サポーターは驚くほど忍耐強くなることが出来る。

もしかすると、これがガジディスがアルテタを招聘しようとしている理由なのかもしれない。成長途上の監督を呼べば、即座に結果が出なくともより忍耐強くファンは待てると踏んでいるのかもしれない。

また、同時にこれはクラブのアイデンティティを再び確立しようとする力強い試みでもある。アーセナルを新進気鋭の若手が集まるクラブとしたいのだろう。ベンゲル自身がかつて口にしたように、『スターを買うのではなく、育てる』を実践しようとしているのかもしれない。

Embed from Getty Images

恐らくこの方針は、補強の方向性にも反映されることだろう。アーセナルの補強部門のトップはスベン・ミスリンタットで、彼は将来性のある選手を発掘する能力で知られている。今年アーセナルはムヒタリアンとオバメヤンを獲得したが、これは短期的な解決策に過ぎず、アーセナルもビッグネーム獲得においてはマンチェスターの2クラブには太刀打ちできないと認めているからこそ、ミスリンタットを招聘し、若手の発掘と育成に力を入れようとしているのに違いない。

この夏の移籍市場で既に、ガナーズはトルコの若手DFソユンクの獲得が報じられている。彼は世界中にその名を届かせている選手ではないが、将来性は抜群で。きちんとした環境を提供できれば、大物になるだろう。多くの点で、実にミスリンタットらしい補強といえる。

もしかすると、このようなプロジェクトに一役買うのを厭わない、というのがアルテタが次期監督の第一候補となった理由なのだろう。アーセナルは、若手育成クラブとしての名声を取り戻すつもりでおり、アルテタがそのプロジェクトの指揮者となり、象徴となることだろう。

(https://www.unibet.co.uk/blog/football/premier-league/mikel-arteta-could-be-the-man-to-return-arsenal-to-the-home-of-young-talent-they-once-were-1.1027795)


面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137


オバメヤンはベンゲルの後継者への素晴らしいプレゼントだ

0 Comments
ろっしー
アーセナルは今シーズン6位でシーズンを終えたかもしれないが、それでもアーセン・ベンゲルの後継者にとってアーセナルが魅力的に映る材料は数多くある。

ガナーズには素晴らしいスタジアムと、練習環境に加え、実力的には6位より上を狙える選手たちもいる。

そして、なにより、ピエール=エメリク・オバメヤンがチームにいるのだ。彼は移籍してきてすぐに結果をだし、来シーズンはより大きなインパクトを残そうと燃えているに違いない。

Embed from Getty Images

ベンゲルはいくつかの後悔と共にアーセナルを去るかもしれないが、何よりオバメヤンのいるチームを5か月しか率いられなかったことはその中でも上位に位置するだろう。彼こそ、肉体的能力と決定力を兼ね備えたベンゲルが理想とするストライカーなのだから。

彼は、アンリやアネルカと同じような素晴らしいスピードを備えている。アンリのような技術は持っていないかもしれないが、彼の得点機に顔を出す嗅覚は誰にも引けを取らない。

ここまで先発出場は12試合だが、10ゴールを挙げている。これは106分ごとに一点という計算で、ハリー・ケインの103分ごとに1点とほぼ同じだ。

アーセナルのプレミアリーグが事実上早期に終了してしまったおかげで、オバメヤンの好調はあまり話題になることがなかった。国内リーグへの興味が薄れ、ヨーロッパリーグに関心が移ってしまったのだ。そして、オバメヤンはルール上ELには出場できなかった。

アトレティコ戦にオバメヤンがいれば、どれほど違っていたことだろう、ガナーズは何度も敵陣に侵入したが、中で待ち構え、得点を決めてくれる選手が誰もいなかった。

そして、これこそがオバメヤンの最も得意とするところだ。彼は裏に抜けるの同じくらい狭いボックス内でスペースを作り出す動きに秀でている。アーセナルにやってくる以前から彼は素晴らしいストライカーだということはわかっていたが、ここまでボックス内で点を決めるのが上手いとは想像していなかった。

そして、彼はパスを出すことも出来る。ラカゼットが怪我から復帰して以降、オバメヤンは左サイドでプレイする機会が増えた。スター選手の中には、本来のポジションではない場所でプレイすることを嫌がる者もいるかもしれないが、オバメヤンはそれを受け入れ、ラカゼットと非常に良い連携を見せた。ストライカーとしては4アシストは出色の数字だろう。

Embed from Getty Images

もちろん、オバメヤンの適応が早かったのはアーセナルとしては期待通りともいえる。キャリアの全盛期にある選手にクラブ史上最高額の移籍金をはたいたのであれば、即座に結果を残すことを期待するのも当然といえば当然だ。

だが、アーセナルはこれからオバメヤンの力を全力で引き出す工夫をしていかなくてはならない。恐らくオバメヤンがベストな状態でプレイできるのは残り数年だろう。もしこの年月を無駄にしてしまうようなことがあれば悲劇的だ。

伝統的には、良いチームというのはバックラインから形作られるべきだといわれる。だが、アーセナルではその逆のアプローチをとるべきだろう。オバメヤンとラカゼットという素晴らしい攻撃を構築するための選手が二人もいるのだから。恐らく課題となるのは、いかにして彼らを有効活用し、サポートする体制をつくりあげるかということだ。

だがもちろん、それは新監督にとって望むところだろう。オバメヤンほど才能のあるFWはヨーロッパを見渡してみても数えるほどしかいない。もし新監督がアーセナルの守備を整備できれば、攻撃面ではこのチームのポテンシャルはすさまじい。

.今シーズンオバメヤンが新聞の一面を飾ることはあまりなかったかもしれないが、来季の得点王をサラーから奪い取る有力候補に違いない。

(Source: http://global.espn.com/football/club/arsenal/359/blog/post/3498953/pierre-emerick-aubameyang-a-gift-to-arsene-wengers-successor-at-arsenal)

批判の盾となり続けたベンゲルが去った今、クラブの将来の責任はフロントが負わなくてはならない。

0 Comments
ろっしー

アーセン・ベンゲル最後の試合は、アーセナルと歴史的なつながりがクラブ相手の対戦だった。1925年にハーバート・チャップマンはハダスフィールドを去ってアーセナル監督となり、その100年近く後にクラブを去った監督と同じように、革命的なビジョンを持ち、クラブに大きなインパクトを与えた。

ベンゲルはハーバート・チャップマンを『アーセナル史上最高の監督』と評しているが、彼自身がアーセナルで成し遂げたことを考えると、自分が流れ続けるクラブの歴史の一部分にすぎないと認識するのはとても謙虚なことだ。

日曜日の試合は、最後の一試合となったわけだが、彼の初戦は1996年のブラックバーン戦だった。そして、その1234試合後に1-0で終わる最後の試合を指揮することになる。他の記事で称えられているように、その間の出来事は伝説的であり、最後が勝利で終わるというのはふさわしかった。

最も興味深かったのが、ベンゲル退任の発表があったのち、彼自身が残りの時期を楽しんでいるように見えたことだ。彼は仕事依存症ともいえるほど熱心で、クラブを去るのが彼の希望ではなかったことは間違いない。だが、それでもいざその時が来てみると、それは彼を重荷から解き放ったかのようだった。

時に、人は心の底では正しいとわかっていることを実行するのに、誰か他人に指摘してもらわなくてはならないものだ。ベンゲルが会見で、自身の退任のタイミングを振り返って『もしかすると、丁度良い頃合いだったかもしれない』と口にしていたのは象徴的だった。そして、その前後のファンとの小濃龍柱も彼は今までよりずっと健やかに見えた。

怒りは消え去り、人々は突如ベンゲルがこのクラブで成し遂げた素晴らしい功績、良い時間、記憶と歴史を思い出したかのようだった。最近は勘違いされがちだったが、ベンゲル監督への侮辱を公然と口にするアーセナルファンはあくまで少数に過ぎず、残りのファンは、変革を望んでいたとはいえ、彼への尊敬の念を同時に抱き続けていた。

それを彼も感じ取っていたようで、試合後にベンゲルは可笑しそうに『こんなことなら毎週辞めるといえばよかったよ、そうやって言うだけでこんなにみんなが良くしてくれるとはね!』と話した。


しかし、同時に、アーセナルが直面している現実を忘れるべきではない6位に終わり、またしてもCL出場権を逃してしまった。新監督が誰であれ、ガナーズにELを戦わせつつ、再び競争力を取り戻すという難しいタスクが待っている。

補強の課題も山積みだ。とはいえ、これは監督の責任ではなく、ミスリンタットとサンレヒの仕事になるだろう。ベンゲルがいない今、物事が上手くいかなくなった際に責任を負うべきは監督より上の存在だ。

余りにも長い間、CEOは沈黙し、ベンゲルに批判の盾を務めさせてきた。そして、そのオプションはもう存在しないのだ。フロントがベンゲル退任を主張し、実現させた。もちろん、それ自体は褒められるべきですらあるのかもしれない。

だが今や彼らはベンゲルのものだった権力を手にした。したがって、クラブの未来に関する責任も彼らの手にある。新監督がベンゲルと同じような影響力を持つということはありえない。そもそも、どんな監督も、ベンゲルと比べるのはあまりに酷だろう。

アーセナル、そしてアーセナルファンにとって刺激的で、不安定な船出となるだろう。だが、同じ欠点を長年抱え続けるくらいであれば、と変革を望んだのは我々なのだ。

(Source: http://global.espn.com/football/club/arsenal/359/blog/post/3497696/arsenals-arsene-wenger-deserves-his-positive-send-off;-board-must-now-take-responsibility)


面白いと思っていただけましたら、下のバナーをクリックしていただけると有難いです。応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ

Twitterもやってます: @gern3137